ちっちゃなこどものしぜんあそび 開催しました

BIWAちゃん

2014年03月22日 10:49

こんにちは。琵琶湖博物館 環境学習センターのまっちゃこと池田勝です。

先日の3/19、「ちっちゃなこどものしぜんあそび」を実施しました。
たくさんのお申込みをいただき、約20組の親子が生活実験工房に来てくださいました。

初めての参加でちょっと緊張した顔つきの方から、もう5回目で慣れた方まで様々ですが、できるだけゆっくり過ごしてもうらおうと、ぼちぼち開始します。


外は春を感じさせる暖かさ。子どもも大人もルーペをもって観察です。地面を見て小石の多様さにびっくり。ちっちゃい石でもいろんな姿があるんですね。


さらにちっちゃな子ども参加しています。スタッフがかき餅を焼きながら見てくれていました。春の陽気とかき餅と子どもとと、農家の作業風景を思い出します。
ちなみに、この一見何気ない様子のスタッフは、米や野菜づくりに、食べ物づくりに、キノコに、土木作業にとスペシャルな力を発揮してくださっています。さらに専門は虫で、滋賀で新発見の虫を何匹も見つけておられるスゴイ方なのです。子どもたちからは、バンダナおじさんと親しまれ、いつもバンダナおじさんがいると、いい香りがして美味しいものが出てくると覚えているようです。


生活実験工房前の畑へ春を探しに出かけました。
つくしや小さな草花、梅の花など春を感じさせる自然がいっぱいで、ルーペで観察しました。
子どもたちに「春って何かな?いつ春って思う?」って聞いてみました。
「春は知ってる。うーん、難しい~」という子、「花が咲いているのが春」って答える子、春って簡単には答えられない感覚なのでしょうね。
大人も春って何かと言われると難しい。子どもたちに分かる言葉を探してみますが、なかなか出てきません。


「なぁーんだ袋」で遊びました。袋の中には3つのものが入っています。中を見ずに手の感覚でどんなものが入っているのか考えて森で同じものを拾ってきます。
「手を入れるのこわいー」と話していた子も、お母さんと一緒ならと触ってくれました。


「なぁーんだ袋」の中は、ドングリと、枝と、葉っぱでした。みんなも拾ってきてくれました。


森へ出かけると毎回何か見つかります。生活実験工房周りのほんの小さな森ですが、毎回違う発見があるんですね。


葉っぱがあれば、お空へ投げてみます。ヒラヒラと降ってくる葉っぱが楽しい。つかまえて楽しい。頭に乗っかって楽しい。自分で投げて楽しい。


ふかふかの葉っぱがあれば、踏んで楽しい。跳ねて楽しい。また投げて楽しい。


今回はゲストが来てくださいました。地球温暖化防止活動推進センターから、推進員さんが2名、火起こし体験に来てくださいました。IHやエアコンの普及もあり、普段見ることが減ってしまった「火」、どうやったら火が起こるのか、火ってこんなんだよということを教えてくださいました。
見事お母さん1名とお父さん2名が火を点けることができました。
何度も上下させる火起こし器、二の腕の鍛錬にもなったようです。(みなさん筋肉痛になってませんかね)

そうこうしているうちに、いい香りがしていたかき餅も焼きあがりました。

火の力か、かき餅の力か、スタッフのオーラか、それぞれが組み合わさってか、子どもたちみんな、焼きあがるまでちゃんと待っています。子どもたちが近所のおっちゃんを囲んで過ごしているような、ほんといい雰囲気です。
(こんなおっちゃんになりたいなぁ)


お昼で、いったん終了ですが、14時まで遊ぶこともできます。
木のチップの山へ登ったり、木の香りをかいでみたり。


木の切り株に登頂?してみたり。


芝生の丘で、タンポポや椿の花で遊んだり、走ったり。
不思議な音が聞こえる排水溝で大声を出して遊んだり。
あっという間の1日でした。

2013年度は11月から5回実施した「ちっちゃなこどものしぜんあそび」でした。
来年度も実施予定で、春から夏にかけては、5月、6月、7月に実施します。これまでと同様の第3水曜日の予定です。(8月9月10月はお休み予定です)
詳細やお申込方法など決まりましたら、このブログや、環境学習センターホームページ「エコロしーが」でお知らせしますので、ぜひご覧くださいね。
またみなさんのご参加お待ちしています。



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