ビワマス博士のコラムも好評!そよかぜきまぐれ号発信!
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滋賀の環境学習メールマガジン(2015.11.20 発行)
そ よ か ぜ 「きまぐれ通信」
発行:琵琶湖博物館 環境学習センター
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(号外)環境学習に関する情報を、きまぐれにお届けします
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1. ビワマス博士・桑原所長のコラム
2. 11月から12月の参加イベント
3. 博物館・講座、など
4. 助成金・募集、など
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予約などについてご確認の上、各イベントにお出かけください。
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| 1 + ビワマス博士・桑原所長のコラム
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水族展示にいた魚たち
琵琶湖博物館水族展示リニューアルに関わるお話しの第三弾です。
水槽の擬岩や防水層の撤去が進み、いよいよ大きく変更される水槽群
の解体が始まりました。重機やはつり機を使った工事が連日行われ、
大きな音と振動が響き渡り、解体現場では粉じんが舞っています。こ
のような現状を見ると本当に来年思い通りのものができあがるのだろ
うかという不安がちょこっとだけ出てきます。そのような状況ですか
ら、展示水槽に魚を置いておくわけにはいきません。実は、9月1日に
水族展示を閉鎖したあと、工事の準備のためにどうしても動かせない、
ビワコオオナマズ、古代魚、カイツブリ以外の魚たちは、全て展示水
槽から撤去しました。リニューアル後の水族展示でいなくなる魚につ
いては、よその水族館や研究施設にもらわれていき、新たな場所で展
示されたり研究に使われたりしていることでしょう。ただ、そのよう
な魚ばかりではありません。北米の湖の水槽で展示されていたレイク
トラウトやカワマスは、分譲していただいた国立研究開発法人 水産
総合研究センター 増養殖研究所 日光庁舎との契約で、展示が終了し
たら処分しなければならないことになっていました。これは外来魚の
蔓延を防ぐための防護措置として決められたことで仕方がありません。
そこで、これらの魚については今後開催される企画展示等で有効活用
できるように、琵琶湖博物館の収蔵標本として保管することにしまし
た。
さて、これら以外の魚たちがどうなっているかというと、水族展示
のバックヤードの水槽や、外に設置されたシート水槽にすみかを移し、
再デビューの日を今か今かと待っています。ただ、新しく仲間になる
バイカル湖やマラウィ湖の魚たちもこれから続々入ってくる予定です。
バックヤードの水槽はどうしても展示の水槽に比べると小さいので、
住み心地は決してよくないと思うのですが、その辺は飼育員ができる
だけフォローをして、少しでも快適に過ごせるように工夫しています。
これらの魚たちも、リニューアル後の水族展示で皆さんと再会するの
を楽しみに(?)待っています。ぜひ会いに来てください。
リニューアルオープンは平成28年7月14日の予定です。ご期待くだ
さい。
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