かんぴょうづくり

BIWAちゃん

2012年09月04日 16:11

こんにちは。琵琶湖博物館 環境学習センターのまっちゃこと池田です。

先日、博物館生活実験工房で「保存食を科学する -かんぴょう-」が行われました。
「かんぴょう」って、皆さんどんな植物かご存知でしたか?
巻きずしに入っていたり、昆布巻きで巻いていたりする あの「かんぴょう」です。
私は、恥ずかしながら、今回初めてかんぴょうを手に取りました。
テレビでかんぴょうを剥いているは見たことがあったのですが、まずはこの大きさにビックリです。


博物館事務所に展示していました。目玉をつけてお茶目なかんぴょうです。
でかすぎます。ハロウィンにも使えるんじゃないかと。


輪切りにすると、意外や外側の硬いところ(いわゆるかんぴょうに使う部分)は少なく、中は柔らかい綿の部分が多いのでした。(綿の部分はどうしたのか、後ほど)


包丁を使って輪切りにしたかんぴょうを細く剥いていきます。
リンゴのように剥いていければいいのですが、その大きさのために簡単には剥けません。
ほぼ切っていくような感じでした。


みんなで剥いたものは、ザルに入れたり、長いものはぶら下げたりして干しました。
縄跳び位のひも状になると予想していただけに、包丁の扱いが下手な自分にちょっとがっかりでした。


先ほどの内側の綿。お出汁で炊いて、いただきました。
味は柔らかめの冬瓜という感じ。
(ほぼ味がないので、甘く煮てお菓子風でもいけるのではないかなぁ)


かんぴょうの他、干した保存食についても学びました。
私たちの食は、干し物で支えられているんですね。
先ほど食べたお出汁も、昆布や煮干しですし、素麺も干してます。
アジの一夜干しも干すことで、美味しさが増しますもんね。
「干す」ってもしかするとすごいことかも。


昔の東海道の絵を見せてもらいました。
甲賀市水口は、かんぴょうの産地。
街道筋で、女性がこんな風にかんぴょうを剥いてたんでしょうかね。









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