なれ鮨オープン!アイキッズさん
新年、明けましておめでとうございます。
今年も琵琶湖博物館 環境学習センターをよろしくお願いします。
まっちゃこと、池田勝です。
昨年の巳年最後の記事はこどもエコクラブ活動をしておられる「たまてばやし」さんでした。
そして、新年午年最初の記事もこどもエコクラブ活動の紹介です。
アイキッズ~エコアイディアキッズびわ湖~さんです。
「昨年の夏に漬けた”なれ鮨”を開けるよ!」とお誘いいただきましたので、楠岡学芸員と一緒に1/5(日)草津のあおばな館へ行ってきました。
(先日開催しました淡海こどもエコクラブ活動交流会でも、ちょこっとお知らせしていたものです)
行きますと、ちょうど子ども達が樽からなれ鮨を取り上げているところでした。
このなれ鮨は、ニゴロブナのなれ鮨ではありません。
漬けられたのは、な、な、なんと・・・
肉の部類
・鹿(日野町産)
・豚(日野町産)
・牛(近江牛)
・猪(日野町産)
・近江地鶏
魚の部類
・コイ(守山で捕られたもの)
・ブラックバス(守山で捕られたもの)
・ギンブナ(守山で捕られたもの。今回は開けずに来年まで漬けておくとのこと)
・カマツカ
・ワカサギ
・オイカワ
の11種類です。
アイキッズのサポーターの皆さんも大活躍。当日は、ZTVさんも取材に来られていました。
子ども達はさらに、滋賀の食「いもつぶし」を作りました。
炊いたご飯に里芋を入れて、つぶしてお餅状にして焼いて、お味噌を塗ります。
私は初めて知って、今回頂いたのですが、里芋をサツマイモにしたり、残りご飯でつくる滋賀の味だそうです。
湖東や湖南、県内各地で作られているそうです。
それぞれを食べやすい大きさに切り、この後子ども達が皆さんに1つ1つ振る舞ってくれました。
全てのなれ鮨が並びますと、こんな様子です。
どうでしょう。うまそうでしょう!味を予想して、口の中が唾でいっぱいです。
なれ鮨、いもつぶし、七草粥のメニューでした。
で、肝心の味です。(私個人的な感想ですので、あしからず)
・鹿 : 食べやすい。うまいです。鹿っぽさ(臭み)はありません。
・豚 : あっさりしています。豚のうまみは少ない感じ。酸っぱさがあったかも。
・近江牛 : 噛むと牛のうまみが出てきます。美味しいです。
・猪 : 獣臭さはありません。美味しいです。
・近江地鶏 : あっさりしています。鶏の味は少ないです。
・コイ : フナ鮨同様美味しいです。慣れ親しんだなれ鮨のうま味が味わえます。
・ブラックバス : 臭みがありましたが、予想ほどではなく、食べられます。
・カマツカ : 臭みがありました。噛むとうま味が出てきます。
他の方ともお話していたのですが、元々のうま味や味がしっかりしている食材ほど、なれ鮨にしても美味しいのではないかと思われます。
会場の人気は、鹿、近江牛でした。私個人としては、コイです。
一方子ども達の方は、なかなか食べられなかったようですが、ブラックバスが良いという子どもや、近江牛は食べた!という子どももいました。
子ども達も、大きくなると食べられるようになるかな。そのときに、今回の活動を思い出してくれるといいなぁ。
そして、いろんな食材でなれ鮨をつくるようになって欲しいです。
毎年、こだわりのテーマで活動しておられるアイキッズさん。
サポーターの皆さんのご尽力だけでなく、魚を捕られた漁師さんや、地鶏を提供してくださった方、食のアドバイスをくださる堀越先生、活動をサポートする川嶋先生など多くの方々によって支えられて、すばらしい活動をしておられます。
来年度も、滋賀や日本の代表となる活動を期待しています!
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