一番丸で環境学習

こんにちは。琵琶湖博物館 環境学習センターのまっちゃこと池田勝です。
先日の6/2 岐阜県関市から中学2年生が滋賀へ研修旅行に来られました。
琵琶湖博物館で琵琶湖について学んだり、近江八幡休暇村で筏づくりをして琵琶湖を体験したり、そして船に乗って、琵琶湖のプランクトンを観察や水質を調査したりと環境学習を実施されました。
環境学習センターもその観察や調査のお手伝いをさせていただきました。
今回乗船したのは、レークウエスト観光さんの「一番丸」。瀬田川から浜大津を中心に運航されています。
太陽が燦々と輝く日、船で琵琶湖へ出るにはぴったりです。
船室には、2クラス分の生徒さんがぎっしり。この後、半分に分かれてプランクトン観察と水質調査を行いました。
採取したのは、瀬田川の水と南湖(雄琴沖)の水です。
初夏ですが、臭いもなく、触れると冷たさを感じます。

今回、ご指導くださったのは、「みどりと水のフォーラム」のみなさん。プランクトンや水質、生きものなどについて詳しく、大津市内等で小学校の川の生きもの観察の指導や、企業の社会貢献活動の指導など実践されています。
昨夜、宿泊所で盛り上がっただろう生徒さん達ですが、顕微鏡をのぞき始めると、テンション高めで興味が湧いてくるようで、ワイワイガヤガヤ、プランクトンを見つけてくれます。
ミジンコ、ケンミジンコ、クンショウモ、ワムシなどを見て、「変なんおる!」「動いた!」「いるいる!」「なんやー!」「きれい!」「気持ち悪い!」・・・、大盛り上がりです。

2階のデッキでは、心地よい風に吹かれながら、CODとPHについてパックテストで計測します。地元の中学校に戻って、近隣の河川でも調べてほしいです。

講師の方から、琵琶湖の環境についてお話を聞き、最後にデッキで観望して、90分の環境学習が終了です。

たっぷり琵琶湖を楽しんだ生徒のみなさん、また滋賀に来て琵琶湖を感じてください。
そして、中学校の時に学んだ琵琶湖と比較して、その変わり様、変わらない所をじっくり確かめてほしいです。
その時、また琵琶湖博物館でお待ちしています。