ESDに取り組んでおられます草津市立渋川小学校
2014年05月16日
こんにちは。琵琶湖博物館 環境学習センターのまっちゃこと池田勝です。
今日は小学校の話題。草津市立渋川小学校さんです。
昨年度から、ESD(持続可能な開発のための教育)に全校で取り組んでおられます。
ん?ESD?何のことと思いの方、難しく考えないで良いです。
岡山県では、ESDのことを「えーものを 子孫の 代まで」と分かりやすくしてはります。
渋川小学校のある、草津市の渋川地域。こちらでは地域の方々の聞き語りを元に「渋川心象絵図」が描かれました。
昭和30年頃の地域の四季折々の様子が活き活きと描かれています。
その様子については、こちらをご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/machikata
昔の渋川を教えてもらった子どもたち。では、現代の「生きもの絵図」を描こうとのことで、昨年度取り組まれました。
1年間取り組まれて出来上がった絵図がこちら

全体をぼやーと見ると、あー子どもたちがいっぱいやなぁと思うだけなのですが、一つひとつをよーく見てください。
それぞれの子どもたち、生きもの、場所、全部にストーリーがあるんです。
全部聞いたら何時間あっても足りないほどの面白さが凝縮されています。
そして、5/30まで琵琶湖博物館の新空間にて、「生きもの絵図」と取り組みの様子がパネル展示されています。

博物館の無料空間ですので、お気軽に見に来てください(駐車券も出ますよ)。
そして、今年度は生きもの絵図から、発展して、「生きものの物語」をつくろうと進めておられます。
(具体的な内容は、また今後)
まずは先生方が地域の自然を知ろうと、教員研修を実施されました。
野鳥、昆虫、植物、水中の生きものと分かれて、各専門家の方々(滋賀のオールスターですね)と一緒に学区を歩き、生きものを見つけながら、名前や特徴、その自然の面白さ、生態系のつながりなど教えてもらいました。
昆虫グループの様子。

何気なく歩いてしまう葉山川の土手。何にもいないなぁと思っていても、よく観察すると小さな命がいっぱいです。
ナナホシテントウが多く見つかりました。幼虫も、蛹も、幼虫から蛹へ変態しようとするものも、成虫も、一度にいろんな様子が見られました。この変化も「物語」になっていくかもしれませんね。

植物グループの様子。

実際に食べられる草花を味見しながらだったそうです。見る、触れるだけでなく、味やニオイの記憶って、心に残ります。どんな表現になっていくのでしょうか。この後伊佐々神社で木々を観察されたそうです。
川の生きものグループの様子。

葉山川に膝まで入り、手網を持ってガサガサ。ガサガサ。ガサガサ。
しかし!なかなか生きものが入らない。捕れたのは、ブルーギル、ザリガニ、ヌマエビ(ヌマエビは在来と外来が交雑し、ほぼ交雑種となってしまっているのだそう)、ミシシッピーアカミミガメ、と外来種ばかり。
これも現状です。次回は伊佐々川で観察されるとのこと。

先生方もみなさん熱心にメモを取りながら、たくさん新しい発見をしておられました。
子どもたちとどんな生きものの物語ができあがるのか、とても楽しみです。
また、こちらのブログで紹介しますので、請うご期待!
今日は小学校の話題。草津市立渋川小学校さんです。
昨年度から、ESD(持続可能な開発のための教育)に全校で取り組んでおられます。
ん?ESD?何のことと思いの方、難しく考えないで良いです。
岡山県では、ESDのことを「えーものを 子孫の 代まで」と分かりやすくしてはります。
渋川小学校のある、草津市の渋川地域。こちらでは地域の方々の聞き語りを元に「渋川心象絵図」が描かれました。
昭和30年頃の地域の四季折々の様子が活き活きと描かれています。
その様子については、こちらをご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/machikata
昔の渋川を教えてもらった子どもたち。では、現代の「生きもの絵図」を描こうとのことで、昨年度取り組まれました。
1年間取り組まれて出来上がった絵図がこちら

全体をぼやーと見ると、あー子どもたちがいっぱいやなぁと思うだけなのですが、一つひとつをよーく見てください。
それぞれの子どもたち、生きもの、場所、全部にストーリーがあるんです。
全部聞いたら何時間あっても足りないほどの面白さが凝縮されています。
そして、5/30まで琵琶湖博物館の新空間にて、「生きもの絵図」と取り組みの様子がパネル展示されています。

博物館の無料空間ですので、お気軽に見に来てください(駐車券も出ますよ)。
そして、今年度は生きもの絵図から、発展して、「生きものの物語」をつくろうと進めておられます。
(具体的な内容は、また今後)
まずは先生方が地域の自然を知ろうと、教員研修を実施されました。
野鳥、昆虫、植物、水中の生きものと分かれて、各専門家の方々(滋賀のオールスターですね)と一緒に学区を歩き、生きものを見つけながら、名前や特徴、その自然の面白さ、生態系のつながりなど教えてもらいました。
昆虫グループの様子。

何気なく歩いてしまう葉山川の土手。何にもいないなぁと思っていても、よく観察すると小さな命がいっぱいです。
ナナホシテントウが多く見つかりました。幼虫も、蛹も、幼虫から蛹へ変態しようとするものも、成虫も、一度にいろんな様子が見られました。この変化も「物語」になっていくかもしれませんね。

植物グループの様子。

実際に食べられる草花を味見しながらだったそうです。見る、触れるだけでなく、味やニオイの記憶って、心に残ります。どんな表現になっていくのでしょうか。この後伊佐々神社で木々を観察されたそうです。
川の生きものグループの様子。

葉山川に膝まで入り、手網を持ってガサガサ。ガサガサ。ガサガサ。
しかし!なかなか生きものが入らない。捕れたのは、ブルーギル、ザリガニ、ヌマエビ(ヌマエビは在来と外来が交雑し、ほぼ交雑種となってしまっているのだそう)、ミシシッピーアカミミガメ、と外来種ばかり。
これも現状です。次回は伊佐々川で観察されるとのこと。

先生方もみなさん熱心にメモを取りながら、たくさん新しい発見をしておられました。
子どもたちとどんな生きものの物語ができあがるのか、とても楽しみです。
また、こちらのブログで紹介しますので、請うご期待!
そよかぜ第219号を発行しました
そよかぜ第218号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2020年1月17日号を発行しました
そよかぜ第217号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年11月15日号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年10月18日号
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Posted by BIWAちゃん at 09:53
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