須原魚のゆりかご水田観察会
2012年07月16日
■□■お魚ホントにいるのかな?
6月23日(土)、滋賀県の野洲市で行われた須原魚のゆりかご水田観察会に参加してきまし
た。(主催:須原魚のゆりかご水田協議会)
魚のゆりかご水田では、田植え後の雨の日、水をはった田んぼに琵琶湖からの魚が遡上し
てきます。魚たちは田んぼで卵を産んで、孵化した稚魚は田んぼで育ちます。前の週に台
風が来て、雨が降ったけど、魚は田んぼに上がってきているかな?卵からかえった赤ちゃ
んの魚を見られるかな?
■□■カエルがいっぱい
最初に見つけたのは、小指の先ぐらいの小さなカエル。まだ、おたまじゃくしの頃のしっ
ぽがついたままのカエルを見つけた男の子もいました。
■□■外来種もいたよ。
赤い卵を産むジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)やザリガニがたくさんいました。これ
らは外来種と言って、もともと日本にいない生物たち。田んぼにもたくさん外来種がいる
なんて、複雑な気分。
■□■鳥の足跡発見!
ぬかるみに鳥の足跡を発見しました。何の鳥かな。田んぼの周りには、魚や貝、カエルに
鳥、いろんな生物がいるんだね。

■□■念願のフナ発見!
なかなか、魚が見つからなくて、不安になってきた頃、「あっ魚がいた!」
よくよく見ると、魚の背びれが見えたり、魚のいるあたりは水路の水が渦を巻いていたり
します。魚を見つけるには、魚がどこにいるかしっかり見つける「目」が必要みたいです
ね。

■□■魚をさわってみよう
取った魚をバケツや小さなプールに入れて、みんなでさわってみることにしました。少し
濁った水にこわごわ手を入れて、魚をつかんでみるけど、ツルッと滑ってしまいます。で
も、だんだん慣れてくると魚を簡単につかめるようになりました。つかんだ魚をバケツに
入れて、次はどんな魚がいたか、お話を聞きましょう。

■□■どんな魚がいたのかな
滋賀県立大学の皆川先生が取った魚を大、中、小に分けて、水槽に入れてくれました。見
たことないぐらい小さい魚の赤ちゃんに、みんなかわいいーと声をあげていました。一番、
多くいたのは銀ブナやニゴロブナ。他にはドジョウにナマズ、メダカもいました。メダカ
の学名は田んぼにいる平たい魚という意味で、昔から田んぼで見られる魚だそうです。

■□■魚はどうして田んぼに来るの?
先生の質問に、「流れがゆっくりだから」「食べ物がたくさんあるから」「天敵がいないから」
子どもたちが、ぽんぽんと答えていきます。先生も「みんなよく知っているね」と目をま
るくしながら、田んぼの水は温かくて、卵がかえりやすいこと、たくさんプランクトンが
いて栄養が豊富なこと、そして、食べられるような敵がいないことを説明してくれました。
「みんな、ごはんを食べる時に、田んぼには魚がいたな、楽しく遊んだな、と思い出して
ください」と皆川先生は言いました。ごはんを食べながら、魚を想う。ごはんと魚がつな
がっているなんて、今まで考えたことがありませんでした。

■□■ゆりかご水田米と須原の野菜カレー
最後にゆりかご水田米と須原の野菜を使った美味しいカレーを食べました。須原の新鮮な
野菜は販売もしていました。
初めて参加したという男の子。最初は魚を怖がっていたのに、カレーを食べた後は「僕、
もう平気」と魚をさわっていました。いろいろな発見や子どもたちの成長がみられ、大満
足の半日でした。
観察会の様子はびわこ放送で
7月21日(土)13:00~13:30、
22日(日)18:30~19:00に放送されます。是非、ごらんください。
環境学習推進員 正阿彌 崇子
6月23日(土)、滋賀県の野洲市で行われた須原魚のゆりかご水田観察会に参加してきまし
た。(主催:須原魚のゆりかご水田協議会)
魚のゆりかご水田では、田植え後の雨の日、水をはった田んぼに琵琶湖からの魚が遡上し
てきます。魚たちは田んぼで卵を産んで、孵化した稚魚は田んぼで育ちます。前の週に台
風が来て、雨が降ったけど、魚は田んぼに上がってきているかな?卵からかえった赤ちゃ
んの魚を見られるかな?
■□■カエルがいっぱい
最初に見つけたのは、小指の先ぐらいの小さなカエル。まだ、おたまじゃくしの頃のしっ
ぽがついたままのカエルを見つけた男の子もいました。
■□■外来種もいたよ。
赤い卵を産むジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)やザリガニがたくさんいました。これ
らは外来種と言って、もともと日本にいない生物たち。田んぼにもたくさん外来種がいる
なんて、複雑な気分。
■□■鳥の足跡発見!
ぬかるみに鳥の足跡を発見しました。何の鳥かな。田んぼの周りには、魚や貝、カエルに
鳥、いろんな生物がいるんだね。
■□■念願のフナ発見!
なかなか、魚が見つからなくて、不安になってきた頃、「あっ魚がいた!」
よくよく見ると、魚の背びれが見えたり、魚のいるあたりは水路の水が渦を巻いていたり
します。魚を見つけるには、魚がどこにいるかしっかり見つける「目」が必要みたいです
ね。
■□■魚をさわってみよう
取った魚をバケツや小さなプールに入れて、みんなでさわってみることにしました。少し
濁った水にこわごわ手を入れて、魚をつかんでみるけど、ツルッと滑ってしまいます。で
も、だんだん慣れてくると魚を簡単につかめるようになりました。つかんだ魚をバケツに
入れて、次はどんな魚がいたか、お話を聞きましょう。
■□■どんな魚がいたのかな
滋賀県立大学の皆川先生が取った魚を大、中、小に分けて、水槽に入れてくれました。見
たことないぐらい小さい魚の赤ちゃんに、みんなかわいいーと声をあげていました。一番、
多くいたのは銀ブナやニゴロブナ。他にはドジョウにナマズ、メダカもいました。メダカ
の学名は田んぼにいる平たい魚という意味で、昔から田んぼで見られる魚だそうです。
■□■魚はどうして田んぼに来るの?
先生の質問に、「流れがゆっくりだから」「食べ物がたくさんあるから」「天敵がいないから」
子どもたちが、ぽんぽんと答えていきます。先生も「みんなよく知っているね」と目をま
るくしながら、田んぼの水は温かくて、卵がかえりやすいこと、たくさんプランクトンが
いて栄養が豊富なこと、そして、食べられるような敵がいないことを説明してくれました。
「みんな、ごはんを食べる時に、田んぼには魚がいたな、楽しく遊んだな、と思い出して
ください」と皆川先生は言いました。ごはんを食べながら、魚を想う。ごはんと魚がつな
がっているなんて、今まで考えたことがありませんでした。
■□■ゆりかご水田米と須原の野菜カレー
最後にゆりかご水田米と須原の野菜を使った美味しいカレーを食べました。須原の新鮮な
野菜は販売もしていました。
初めて参加したという男の子。最初は魚を怖がっていたのに、カレーを食べた後は「僕、
もう平気」と魚をさわっていました。いろいろな発見や子どもたちの成長がみられ、大満
足の半日でした。
観察会の様子はびわこ放送で
7月21日(土)13:00~13:30、
22日(日)18:30~19:00に放送されます。是非、ごらんください。
環境学習推進員 正阿彌 崇子
そよかぜ第219号を発行しました
そよかぜ第218号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2020年1月17日号を発行しました
そよかぜ第217号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年11月15日号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年10月18日号
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Posted by BIWAちゃん at 18:16
│環境学習センター