第7回 近畿子どもの水辺交流会 in 滋賀 に行ってきました
2013年11月24日
こんにちは。琵琶湖博物館 環境学習センターのまっちゃこと池田勝です。
昨日、11/23(土) 大津港と琵琶湖湖上で実施されました「第7回近畿子どもの水辺交流会」に行ってきましたので、様子を紹介します。
(写真いっぱい20枚以上で紹介させていただきます)

まずは、朝9時過ぎに大津市の大津港に近畿各地から350名以上の子どもとサポーター、スタッフが集合しました。
全体が、AからEまでの5つのグループに分かれ、体験や発表を行います。

琵琶湖の船と言えば、環境学習船「うみのこ」。大津港を出港し、湖上でのプランクトン観察や透明度調査などの体験活動を行いました。
県外からの参加者は、琵琶湖の広さにびっくり、うみのこの存在にびっくりの様子でした。
(南湖だけの周遊だったので、「意外と小さいなぁ」という感想もありました。北湖に行ってたら、さすがに驚いてただろうなぁ)
そして、琵琶湖の船と言えば、ビアンカ。こちらでは、日頃水辺などの環境に関わって活動している子どもたちが発表を行いました。

Aグループの子どもたちと、進行やサポートの方々。滋賀県立大学や近畿各地の大学生、NPOスタッフなどが各グループの子どもたちの発表会をつくっています。
ここからは、各発表の様子。
滋賀からは、8団体が発表されました。(すみません、移動博物館とお魚の準備ため山内エコクラブの皆さんの発表が聞けず、写真も撮れずでした)

アイキッズ(エコアイディアキッズびわ湖)さん。
アイキッズさんは、生物多様性アクション大賞2013【大賞&たべよう部門優秀賞】と第6回 全国いい川・いい川づくりワークショップ【入賞】と3つの賞を得られました。
メールマガジン「そよかぜ」でもお知らせしましたが、改めておめでとうございます!
滋賀県産の食にこだわった活動について発表しておられました。
豚、鳥、鹿、猪のなれずしを作っておられるとのこと。
(食べてみたいですね。肉のタンパク質がうま味に変わってるんやろうなぁ。想像するだけでよだれが出ます)

ホタルの学校さん。
昨年度の「淡海こどもエコクラブ活動交流会」では大賞を取られました。
ホタルの保護活動をしておられますが、活動先の千丈川の台風による増水や土砂の流入など、川の変化にも目を向けておられます。

発表では、葦笛の演奏も

こちらの観察記録は、毎日千丈川へ出かけホタルの数を計測されたそうです。

かもんずクラブさん。近江八幡市の加茂町で活動されています。
今回初めてお会いしました。夏休みの自由研究から始まって、活動が広がり、今回発表までされるようになられました。家族で活動しておられます。
会場からの質問や感想の時間も設けられ、発表だけでなく相互交流の機会となっていました。

マキノ東小学校の皆さん。5年生19名で参加されました。
琵琶湖でのカヌー体験や、海津の石積み、大崎の桜など、地域の自然、歴史を学び、地域が好きになっておられる様子が伝わって来ました。

たくさんの付箋。こちらは、発表を聞いた後、会場の参加者が感想やすばらしいと思ったことを書き込んで貼り付けていきます。そこから進行の方が!と思った付箋を取り上げて、皆さんに伝えておられました。

発表の合間には、ポスター見学も行われ、じっくり活動を見ることが出来ます。

TANAKAMIこども環境クラブの皆さん。
地域の生きもの観察から調査活動。琵琶湖での体験活動など広く行われ、子どもたちも低学年から中学生、そして過去の参加者がサポーターとして活動に関わられたりと継続的に活動を行っておられます。
なんと発表の後、「うみのこ」の歌を歌われました。30年近く前にうみのこに乗船した私としは、とても懐かしい気持ちで聞かせてもらいました。

こちらは蒲生野考現倶楽部さん。
環境省のモニタリングサイト1000里地調査や、日野川・野洲川探検などしておられます。
発表もハキハキと、会場に響く声で発表され、活動の自信が伝わりました。

水のかけ橋エコクラブさん。
なんと、海外の子どもたちと交流されています。アジア太平洋青少年環境フォーラムに参加され、英語でコミュニケーションをとりながら、環境活動や各地域のアピールをされ、今でも海外の参加者とメールなどで交流を続けておられるとのこと。滋賀から海外へどんどん発信してくださっています。

発表会の後、全ての子どもたちが集合しての全体交流会。

ファシリテーターは、中村さん(アイキッズ)と小林さん(大学生)、そしてゲストコメンテーターは嘉田知事です。
AからEの各グループで、お題の答えを考え、全体で発表します。
「琵琶湖を守るには、何が一番大事か?」のお題には、各グループから
・地域の人と協力してゴミを拾う。ゴミを捨てないように呼びかける。
・琵琶湖にしかいない生きものを守る。
・ゴミや外来魚問題をポスターを使って知ってもらう。
・琵琶湖は生きているということを忘れない。
・琵琶湖に対する愛する気持ち
という意見が出ました。

これらを受けて、嘉田知事からまとめのお話がなされました。
大切なものの価値は・・・
・モノとしての価値(使用価値)
・ココロの価値(ふれあい価値)
・イノチの価値(存在価値)
「みんなに話そうと思ったことは、ほとんどみんなの答えに表現されているよ」
という知事の言葉で、会場が一体になり、琵琶湖や環境を守っていこうという思いが強くなっていました。

最後は、移動博物館で楽しみ学んだり、

イワトコナマズ、ニゴロブナ、ホンモロコの生態展示で、琵琶湖の固有種をじっくりながめたり、
(この3種、全て美味しい魚ですよね。滋賀からの参加子どもに「ふなずし食べたことある?」と聞いたところ、「美味しくない~」とのことでしたが、子どもの頃は好きでなくても、なぜか大人になるにつれて美味しくなっていくんですよね。)

滋賀の食事文化研究会さんが、アメノイオご飯、エビ豆、コアユの南蛮漬け、セタシジミのみそ汁の試食をたくさんご用意くださり、参加者の皆さんが滋賀の食を味わってくださってました。
来年は、京都で開催とのこと。「また会いましょう!」と解散しました。
参加された子どもたち、サポーターの方々、実行委員会の皆さん、お疲れさまでした。
琵琶湖淀川流域で各活動に触れ、刺激を受けて、さらに活動を高めていく機会になったようです。
さて、12/8には滋賀県のこどもエコクラブの皆さんが集い発表し、交流する「淡海こどもエコクラブ活動交流会」を実施します!
幼児から中学生まで9クラブさんが出席予定です。すばらしい交流になるよう、がんばります!
昨日、11/23(土) 大津港と琵琶湖湖上で実施されました「第7回近畿子どもの水辺交流会」に行ってきましたので、様子を紹介します。
(写真いっぱい20枚以上で紹介させていただきます)
まずは、朝9時過ぎに大津市の大津港に近畿各地から350名以上の子どもとサポーター、スタッフが集合しました。
全体が、AからEまでの5つのグループに分かれ、体験や発表を行います。
琵琶湖の船と言えば、環境学習船「うみのこ」。大津港を出港し、湖上でのプランクトン観察や透明度調査などの体験活動を行いました。
県外からの参加者は、琵琶湖の広さにびっくり、うみのこの存在にびっくりの様子でした。
(南湖だけの周遊だったので、「意外と小さいなぁ」という感想もありました。北湖に行ってたら、さすがに驚いてただろうなぁ)
そして、琵琶湖の船と言えば、ビアンカ。こちらでは、日頃水辺などの環境に関わって活動している子どもたちが発表を行いました。
Aグループの子どもたちと、進行やサポートの方々。滋賀県立大学や近畿各地の大学生、NPOスタッフなどが各グループの子どもたちの発表会をつくっています。
ここからは、各発表の様子。
滋賀からは、8団体が発表されました。(すみません、移動博物館とお魚の準備ため山内エコクラブの皆さんの発表が聞けず、写真も撮れずでした)
アイキッズ(エコアイディアキッズびわ湖)さん。
アイキッズさんは、生物多様性アクション大賞2013【大賞&たべよう部門優秀賞】と第6回 全国いい川・いい川づくりワークショップ【入賞】と3つの賞を得られました。
メールマガジン「そよかぜ」でもお知らせしましたが、改めておめでとうございます!
滋賀県産の食にこだわった活動について発表しておられました。
豚、鳥、鹿、猪のなれずしを作っておられるとのこと。
(食べてみたいですね。肉のタンパク質がうま味に変わってるんやろうなぁ。想像するだけでよだれが出ます)
ホタルの学校さん。
昨年度の「淡海こどもエコクラブ活動交流会」では大賞を取られました。
ホタルの保護活動をしておられますが、活動先の千丈川の台風による増水や土砂の流入など、川の変化にも目を向けておられます。
発表では、葦笛の演奏も
こちらの観察記録は、毎日千丈川へ出かけホタルの数を計測されたそうです。
かもんずクラブさん。近江八幡市の加茂町で活動されています。
今回初めてお会いしました。夏休みの自由研究から始まって、活動が広がり、今回発表までされるようになられました。家族で活動しておられます。
会場からの質問や感想の時間も設けられ、発表だけでなく相互交流の機会となっていました。
マキノ東小学校の皆さん。5年生19名で参加されました。
琵琶湖でのカヌー体験や、海津の石積み、大崎の桜など、地域の自然、歴史を学び、地域が好きになっておられる様子が伝わって来ました。
たくさんの付箋。こちらは、発表を聞いた後、会場の参加者が感想やすばらしいと思ったことを書き込んで貼り付けていきます。そこから進行の方が!と思った付箋を取り上げて、皆さんに伝えておられました。
発表の合間には、ポスター見学も行われ、じっくり活動を見ることが出来ます。
TANAKAMIこども環境クラブの皆さん。
地域の生きもの観察から調査活動。琵琶湖での体験活動など広く行われ、子どもたちも低学年から中学生、そして過去の参加者がサポーターとして活動に関わられたりと継続的に活動を行っておられます。
なんと発表の後、「うみのこ」の歌を歌われました。30年近く前にうみのこに乗船した私としは、とても懐かしい気持ちで聞かせてもらいました。
こちらは蒲生野考現倶楽部さん。
環境省のモニタリングサイト1000里地調査や、日野川・野洲川探検などしておられます。
発表もハキハキと、会場に響く声で発表され、活動の自信が伝わりました。
水のかけ橋エコクラブさん。
なんと、海外の子どもたちと交流されています。アジア太平洋青少年環境フォーラムに参加され、英語でコミュニケーションをとりながら、環境活動や各地域のアピールをされ、今でも海外の参加者とメールなどで交流を続けておられるとのこと。滋賀から海外へどんどん発信してくださっています。
発表会の後、全ての子どもたちが集合しての全体交流会。
ファシリテーターは、中村さん(アイキッズ)と小林さん(大学生)、そしてゲストコメンテーターは嘉田知事です。
AからEの各グループで、お題の答えを考え、全体で発表します。
「琵琶湖を守るには、何が一番大事か?」のお題には、各グループから
・地域の人と協力してゴミを拾う。ゴミを捨てないように呼びかける。
・琵琶湖にしかいない生きものを守る。
・ゴミや外来魚問題をポスターを使って知ってもらう。
・琵琶湖は生きているということを忘れない。
・琵琶湖に対する愛する気持ち
という意見が出ました。
これらを受けて、嘉田知事からまとめのお話がなされました。
大切なものの価値は・・・
・モノとしての価値(使用価値)
・ココロの価値(ふれあい価値)
・イノチの価値(存在価値)
「みんなに話そうと思ったことは、ほとんどみんなの答えに表現されているよ」
という知事の言葉で、会場が一体になり、琵琶湖や環境を守っていこうという思いが強くなっていました。
最後は、移動博物館で楽しみ学んだり、
イワトコナマズ、ニゴロブナ、ホンモロコの生態展示で、琵琶湖の固有種をじっくりながめたり、
(この3種、全て美味しい魚ですよね。滋賀からの参加子どもに「ふなずし食べたことある?」と聞いたところ、「美味しくない~」とのことでしたが、子どもの頃は好きでなくても、なぜか大人になるにつれて美味しくなっていくんですよね。)
滋賀の食事文化研究会さんが、アメノイオご飯、エビ豆、コアユの南蛮漬け、セタシジミのみそ汁の試食をたくさんご用意くださり、参加者の皆さんが滋賀の食を味わってくださってました。
来年は、京都で開催とのこと。「また会いましょう!」と解散しました。
参加された子どもたち、サポーターの方々、実行委員会の皆さん、お疲れさまでした。
琵琶湖淀川流域で各活動に触れ、刺激を受けて、さらに活動を高めていく機会になったようです。
さて、12/8には滋賀県のこどもエコクラブの皆さんが集い発表し、交流する「淡海こどもエコクラブ活動交流会」を実施します!
幼児から中学生まで9クラブさんが出席予定です。すばらしい交流になるよう、がんばります!
そよかぜ第219号を発行しました
そよかぜ第218号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2020年1月17日号を発行しました
そよかぜ第217号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年11月15日号を発行しました
そよかぜ「きまぐれ通信」2019年10月18日号
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Posted by BIWAちゃん at 13:22
│環境学習センター